こんにちは。あっちゃんです。
朝起きて、立とうとした時に天井がグルグルグルグル(@_@)
気持ち悪い~おぇーって経験はありませんか?
それは、「良性発作性頭位めまい症」という病気です。
初めて私がこの病気に襲われたのは3年くらい前。
朝起きて立ち上がろうとした瞬間、天井が回ったんです!!
立てない。。。しばらく座って治まるのを待っていると数分で落ち着きましたが今度は激しい吐き気が。。。
しばらくトイレから出られませんでした。
横になり落ち着く、立ち上がろうとするとまためまい。病院に行くにもめまいがしている間は運転するのは怖くて、落ち着いてから耳鼻科へ行きました。
耳鼻科で行った検査は、
黒いレンズの分厚いメガネをつけて、ベッドの上で横向いたり上向いたり。
黒いメガネはフレンツェル眼鏡と言うらしく、眼球を拡大する装置だそうです。めまいの時に眼球が異常に振れる「眼振」という現象を観察するそうです。
が、私が受診した時はすでにめまいの症状は治まっていたので「眼振」は無かったようでした。
しかし問診からおそらく「良性発作性頭位めまい症」でしょうとのことで、めまい止めと吐き気止めの薬が処方されました。
それからは数か月に一回、このめまいと戦っております。
正直、朝起きるのが怖くなります((+_+))
良性発作性頭位めまい症とは
症状
主な症状は、目が回る、フワフワするなどのめまいで、吐き気を伴うこともあります。めまいが生じやすいのは、寝返りをうったとき、寝ている状態から起き上がった時、急に後ろを振り向いたとき、急に上を向いた時等、頭を大きく動かした時です。
症状には様々なパターンがあり、浮遊耳石が三半規管のどこに入り込むか、または入り込んだ後の動きによって、めまいを誘発する動きやめまいの継続時間は異なるようです。
回転性めまいの原因
内耳の障害が原因でおきるめまいの一つです。耳は外側から、外耳、中耳、内耳に分けられ、一番奥にある内耳には、「聴覚」と「平衡感覚」の情報を電気信号に変えて脳に送るという働きがあります。体を動かしていないのに内耳から「動いている」という間違った信号が送られてきたときなど、内耳からの動きを伝える信号と目や筋肉からの信号が一致しない時、めまいが生じます。
内耳の卵形嚢は、垂直方向を感知する器官です。この中には炭酸カルシウムでできた耳石があり、頭の傾きに応じて耳石が動くと「傾いている」という信号が脳に送られます。耳石は常に代謝していて、はがれた細かいカスが卵形嚢にたまっていきます。
これは浮遊耳石ともいわれ、何かの拍子に三半規管の中に入り込んでしまうことがあります。すると三半規管内のリンパ液の流れが誘発され、実際には頭が動いていないのに、内耳から「動いている」という信号が脳に送られます。これにより生じるめまいが良性発作性頭位めまい症で、10~20秒と比較的短時間で治まるのが特徴の一つです。
どんな人がなりやすいか
この病気になりやすいのは、長時間頭を動かさず同じ姿勢でいる人です。この病気と診断される方の50%はデスクワークを主にしているという数字が出ているそうです。低い枕で寝ている人、寝返りが少ない人もなりやすいそうです。
運動不足や骨粗鬆症も原因の一つと考えられています。特に50代以降の女性は女性ホルモンが低下し、カルシウムが不足することから、耳の石ころも弱くなってはがれやすくなると考えられています。
治療法
私が行った治療法は、めまい止め、吐き気止めの内服薬。
めまい止めの注射でした。
それと、耳石をめまいを起こさない場所へ動かすエプリー法という方法です。
医者の指示に従ってベッド上で頭と体を動かしました。
めまいがするからといってじっとしていても治らないみたいです(*_*;
積極的にめまいを起こし、石ころを追い出す必要があります。
自宅でできる体操も色々試しました。
寝返り体操(寝返りでめまいが起きる方)
枕の無い状態で行う。めまいがしても頑張る!!!
1つの動作につきそれぞれ声に出して10まで数えます。
①~⑥の動作を3回繰り返します。
①仰向けに寝た状態で声に出して10数えます。
②首だけを右に90度回転させ、10数えます。
③右90度を見たまま、体も90度回転し、10数えます。
④仰向けに戻り10数えます。
⑤首だけを左に90度回転させ、10数えます。
⑥左90度を見たまま、体も90度回し10数えます。
⑦元のあおむけの状態に戻ります。
ブラントダロフ法(朝起きるのが怖い方、美容院や歯医者に行けなくなってしまた方)
ベッドの中央付近で橋の方に腰かけて行う。
①~④の動作を繰り返しながら、声に出して20まで数えます。目は開けたままで!!!
①まずは1!と言って、右の方向に右耳がベッドにつくまで体を倒します。
②元の位置に起き上がります。
③次に2!と言って、反対側の左耳がベッドにつくまで体を倒します。
④元の位置に起き上がります。
予防法
同じ方向で横向きに寝ない。
いつも同じ雨季で頭を横にして寝ていると、下側の耳の三半規管に耳石がたまりやすくなるそうです。
寝返り運動を行う。
治療法でも紹介した寝返り体操ですが、もう少し簡単な方法で私はおこなっています。
①頭部のみ右を向く(10秒)
②仰向けになる(10秒)
③頭部のみ左を向く(10秒)
朝晩3往復行います。
頭の位置を高くして寝る。
寝るときに少し頭を高くすると、耳石が三半規管に入りにくくなるそうです。枕を高くしたり、上半身に傾斜をつけたりすると予防にいいそうです。
適度な運動
運動不足で頭を動かさないと耳石が1か所に集まり、大きな塊になって溶けにくくなり吸収されません。適度な運動を心がけましょう。
カルシウムを意識して取る!
石は誰でも少しは剥がれますが、普通は大した量ではないので問題ありません。しかし加齢や骨粗しょう症などの影響で石がたくさん剥がれたり、石がもろくなって割れたりして石が落ちると考えられています。女性は閉経の影響でカルシウムの吸収が悪くなり、男性に比べて2~3倍もこの病気になりやすいといわれています。
以上、良性発作性頭位めまい症と戦っているあっちゃんが自分なりに調べた事、実践していることをまとめてみました。
同じ病気で悩んでいる人たちの参考になれば嬉しいです。
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